沿革・目的・重点取組

沿革・目的・重点取組

沿革

 平成9年に「障害者の雇用の促進等に関する法律」の規定に基づき、広島県知事より広島県手をつなぐ育成会(昭和34年結成、昭和54年社団法人認可)が「障害者雇用支援センター」を運営するものとして指定を受けました。同年7月1日、広島市中区鶴見町で業務を開始し、平成11年12月1日に現在地に移転しました。平成20年4月1日に就労移行支援事業所に移行し、広島障害者雇用支援センターに改名しました。そして、平成29年4月1日に、経営主体が広島県手をつなぐ育成会から広島市手をつなぐ育成会へ移行し現在に至っています。平成31年度(2019年度)より、就労定着支援事業所としての認可を受け、就職後6か月を経た人を対象に、その後3年間の定着支援を行います。    

目的

 広島障害者雇用支援センターは、職業生活での自立を図るために継続的な支援を必要とする障害者に対して、職業準備訓練、企業見学・実習などを実施し、就職から職場定着に至るまでの相談・支援等の職業リハビリテーション関係業務を一貫して行い、雇用の促進に努めます。昔、近江商人は「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」の精神で商いを行ったといいます。この言葉をお借りするなら、広島障害者雇用支援センターは「利用者よし、企業よし、社会よし」の「三方よし」を実践してまいります。

重点取組

◎作業と職業準備性との連動・・・・・作業時間には、製品を作る作業・教材を使う作業・清掃作業等の作業訓練を行い、働くための基礎となる力を身に着けていきます。

◎模擬学習の充実・・・・・・・・・・企業での体験実習を模した訓練を雇用支援センター内で行うことで、見通しを持って体験実習に臨むため、不安を取り除き実のある体験実習ができます。

◎企業見学・体験実習の充実・・・・・さまざまな企業で実際に働いておられる様子を見せていただいたり、実際に仕事を体験させていただくことで、自分に合っている仕事かどうかを考えてもらいます。見学・実習とも事前学習と振り返り学習を行い、働く基礎となる力を実践で磨くようにしています。実習中は職員が支援に入ります。

◎職場定着支援の充実・・・・・・・・就職後6カ月は雇用支援センターの指導員が、その後は定着支援員が3年間定期的な職場訪問等を行います。本人・企業・職員との連携のもと、仕事や人間関係などで困っていることを聞き、情報を共有します。主な定着支援内容は、勤務先への出勤状況把握(欠勤・遅刻はないか、体調面は大丈夫かなど)、業務量の調整(一日の作業量・内容に無理はないかなど)、不安の解消(人間関係のトラブルはないかなど)です。